ありがとう ゴン太

8月4日 午後9時に

ゴン太が虹の橋へと旅立ちました。

 

この数日は、両腰にできた褥瘡、

口のただれが痛々しく、

洗浄だけでは もう無理で

8月1日から毎日獣医さんが

抗生剤を注射しにきてくれていました。

 

今日はもう来なくていいと

一度は断ったけれど、

やっぱり不安だからって

またお世話になりました。

今日は褥瘡の洗浄など

身のまわりもきれいにしてくれました。

それが正午過ぎのこと。

 

その後もゴン太は深い呼吸を

繰り返していました。

だけど昨日よりは

荒くなってきていたので

できる限りゴン太のそばで

一緒の時間を過ごしました。

 

夕方ぐらいになると

呼吸がどんどん

速くなり苦しそうで、

一度、呼吸が止まりそうになりました。

私は すぐさまゴン太を抱きしめながら

「ゴン太ー、ありがとうね」って

何度も言うと、

ゴン太はまた呼吸を始めました。

…ビックリしたけど、これはもう

ゴン太との時間は残されていない!

と気づき、それまで以上に

ゴン太と一緒にいることに。

「お風呂に入ったら、

すぐに来るからね」

「ご飯を食べたら来るね」

「洗い物を済ませたら来るね」

って、いちいち階下のゴン太に

伝えに走り、とにかく一緒に

いてあげようと思いました。

 

「洗い物を済ませたら来るね」

と言って急いで洗い物をしていると、

夫が「ゴン太が鳴いた」と言い

すぐさま見に行ったけど、

苦しそうに呼吸を続けてはいるものの、

鳴いたように思えなくて

また洗い物を始めました。

5分もしないうちに

きゅーーーーんと、

声にならないゴン太の声が

今度は私の耳にも聞こえ、

階段を駆け下りていきました。

さっきと見た目は変わらないけれど、

間違いなくゴン太は私を呼んだのです。

 

横たわったゴン太のお腹あたりは

苦しそうな呼吸によって

大きく上下していました。

ゴン太の頭や背中や胸のあたりを

撫でていると、

ゴン太は一番撫でてほしい喉を、

頭を後ろに反らせて私に見せます。

ハァハァと苦しみながら…。

だから、喉を撫でてあげていると、

しばらく気持ち良さそうにしていたのが

突然そのままの状態で

硬直?したかのように

動きが一瞬止まりました。

そして口を開き、息を何度か

大きくヒーヒーと吸い込み、

呼吸が止まり、

激しく上下していたお腹の動きも

鼓動も みんな止まってしまいました。

ゴン太の大好きな母ちゃん(わたし)が

大声でゴン太を呼んだら

口をパクパク二度か三度

開けたり閉じたりしたけれど、

やっぱり そのまま

すべてが止まってしまいました。

 

ゴン太は、私に抱かれて

13歳9ヶ月の人生を全うしました。

明日…ゴン太を火葬してきます。

 

2002年サクラとの出会いから

始まった私の犬・猫物語

とうとう幕を下ろしました。

寂しくなります(ノ_・,)