VS. 宝石店!

気づけば

2月に突入していて、

節分の3日には

恵方に向かい巻き寿司に食らいつき、

翌4日には

馴染みの宝石店で

上の人?に噛みついてきた。

ふぅ…。

大切な指輪をなくしてから、

今の指に合う指輪がなくなってしまい

婚約指輪をサイズ変更し、

ついでに

恋愛中に夫さんからプレゼントされた

オパールのイヤリングを

ピアスにリフォームをお願いしてあった。

その見積り金額が、

桁が違っていたという

まるでお笑いのネタにありそうな

驚きの本当の話。

 

ピアスの土台はプラチナだとはいえ、

私自身、ピアスに1万円以上は

かけたことがなかった。

だから、電話でもらった見積りの

「3千円」という額が、

「やすっ❗️」と思いながらも、

恐る恐る「そんなに安くていいの?」と

担当の若い女性に尋ねたもの。

すると弾むような明るい声で

「はい、それで大丈夫なんですよ」

ってことで、

指輪のサイズ直しと合わせても

8千円でお釣りが来る予定で、

私はこのラッキーに

万歳をした年の始めだった。

 

…が、!!!!!

先週 電話があり、

「見積りが間違っていました」

ですって。

それも、桁間違い( 。゚Д゚。)

3千円じゃなくて

3万3千円でした、って( 。゚Д゚。)

あ、そうなのね。わかったわ。

…なーんて、言えるわけないよ。

リフォームに3万円かかるって

最初にわかっていたら、

リフォームは諦めて

新しいピアスを3つ買っていたよ!

 

でも1ヶ月以上待ってからの電話だし、

嫌な予感はしていたけれど、

「今から、リフォームしないって

いうのはダメ?」

と尋ねたら、

「す、すみません。

実はもう出来上がってきていて、

それで…金額が間違っていたんですぅ」

…ってことらしい。

ちょっとちょっと、

それって詐欺ちゃうん…とは

言わなかったけどね。

どうやら その彼女、自分の失敗を

上司に報告する前に

私に先に電話をしてきたらしく、

私の反応によっては自分の失敗を

なくそうとしているのが

ひしひしと伝わってくる。

あり得へん❗️

「納得できないから、上司に

確認してください」と言って

一度電話を切った。

 

10分後に再び電話があり、

「3万3千円を

3万円にさせてもらいます。

職人さんからうちの店に入ってくる

そのままの額にさせてもらいます」

…とのこと。

 

2度めの電話を待つ10分の間に、

私は私でいろいろ考えたよ。

「今年一番のアンラッキーに

当たってしまった💦」と嘆きつつも、

仕方ないなあ…と

早々と諦めてしまった自分もいた。

失敗を責めてみたところで、

「すみません」を繰り返されたら

それ以上は何を言っても

無駄だとわかっていたから。

私が失敗した店員さんならば、

自分の給料からお支払いします❗️

ってぐらいの

かなり

大きな失敗だと思うんだけどな。

 

とにかく、

「3万3千円かかるところを

3万円にしますから」という店側に、

「3千円だった見積りが、

一桁違いの3万円を請求された」私と

折り合いをつけるしかなかった。

 

で、昨日、店に取りに行った時に

相手の対応をチェックさせてもらった。

店員さんが持ってきた

仕上がった指輪とピアスは

黒いビロードの台上で

キラキラ輝いて私を迎えてくれ、

思わず笑顔になってしまったが、

宝石を運んできた女性が

果たして担当の女性だったか

違う子だったのかもわからなく…

…にしても、

店側のミスの謝罪が全くない。

驚くことに、

一言も、それに触れようとしない。

だから

「ちょっと上の人と話をさせてください」

と上司を呼びに行ってもらった。

(店員さんは、最初からそれが

当然のような顔をして、指輪とピアスが

輝く台を両手に裏手に下がっていった)

いやーん、私の指輪とピアスちゃーん💦

 

なんかさあ、

それにしてもさぁ、

普通はまず、自分達のミスを

詫びるでしょ、普通は!

それが、はじめから

クレーマー対処法なわけ?

電話の時から

こんなに下手に出てるのに。

 

この店は、

徳島では有名な老舗の宝石店。

同級生が昔 勤めていたから、

結婚指輪から時計・眼鏡まで、

いつもこの店を利用してきた。

それが、

先代が亡くなってから、

店の改装、改築、移転新築、と、

店舗はどんどん高級化されていき、

敷居が高くなる一方。

そのくせ、こんなつまらないミスをし、

その上、こちらが恥ずかしくなるほど

つまらない対応しかできないことに、

もう、この店は利用できないな…と

すごくガッカリした。

ま、この年齢になれば、

新たに宝石を買うことはないもんね。

リフォームして楽しむ程度。

店側も、それがわかっているんだよね。

 

妙に待たせてやってきた上司。

あの"間"は、何なんだろう。

そして

上司に噛みついたのは私だけで、

隣に座る私の上司の夫は

黙って二人のやり取りを聞いていただけ。

助っ人じゃないのかよ!(笑)

ま、噛みついたと言っても、

女だからね、

感情論しかぶつけられない。

それでは折り合いをつけられないって

わかっていたし、

夫が言うように「オーナーであれば

見積りの額でいいと言うはず」

だけどね、

だから絶対にオーナーは出てこないよ。

店側はもう、3万円で

折り合いをつけてるんだから。

 

はい、最後は普通にお支払を済ませ

「お口直しに」といただいたコーヒーを

いただき帰ってきた。

ま、すっきり。

3万円もしたピアスだからね。

昨日からずっと付けてるよん。

40年前に夫から

プレゼントしてもらったイヤリング。

ケチがついちゃったけどね、

40年ぶりに

あの可愛かった20代の自分を

思い出しつつ(戻れないけどね)、

カッコよかった夫を思い出しつつ、

大切にしてやろうじゃないの♪